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出版社:有斐閣
出版日:2016年07月16日頃
ISBN10:4641174229
ISBN13:9784641174221
販売価格:2,970円
障害者基本法,障害者差別解消法,障害者雇用促進法によって,障害者に対する「合理的配慮」が法制化された。この新しい概念は,障害分野を超えて「共生の技法」となる可能性を秘めている。その意義と課題を,法学・社会学・ジェンダー研究の視点で追究する。
序章 合理的配慮が開く問い
第1部 合理的配慮とは何か
第1章 権利条約における合理的配慮
第2章 差別解消法と雇用促進法における合理的配慮
第3章 合理的配慮とポジティブ・アクション:合理的配慮になりうるもの,なりえないもの
第2部 なぜ合理的配慮なのか
第4章 合理的配慮と能力評価
第5章 合理的配慮と経済合理性
第6章 合理的配慮と社会政策:コストの社会的分配の理由
第3部 合理的配慮をどう広げるか
第7章 対象者の拡大可能性:合理的配慮を必要とするのは誰か
第8章 合理的配慮をめぐるジレンマ:アクセスとプライバシーの間
第9章 多様な差異を踏まえた合理的配慮:障害とジェンダー,セクシュアリティの交差性
終章 障害法から普遍的理念へ
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