労働の正義を考えよう

法学教室連載『Live! Labor Law』の単行本化。1つのテーマを全体的に把握・理解するために必要な知識・学説・判例等を説明した上で，重要な判例の分析も行う。労働法の学習のためだけでなく，身近な労働法の問題を深く考えるための好適の書。 1　経営の要諦ーー採用の自由 2　正社員の恩典ーー解雇 3　格差の元凶？--非正社員 4　試練と希望ーー採用内定 5　不安定の功罪ーー試用 6　従属の代償ーー労働者性 7　契約か法規かーー就業規則 8　自由と拘束ーー労働時間 9　遵法の前提ーー労働時間規制 10　権利のアイロニーーー年次有給休暇 11　自律か配慮かーー過労による健康障害 12　労働と対価ーー賃金 13　自由か保護かーーデロゲーション 14　モビリティとスタビリティーー配転 15　指揮者の交替ーー出向・転籍 16　競争のルールーー競業避止義務 17　秩序と制裁ーー懲戒処分 18　公と私ーー企業内での政治活動 19　他律か自律かーー労働組合 20　組織強制の是非ーーユニオン・ショップ 21　集団の優越ーー労働協約の効力 22　GiveとTake--労働協約による労働条件の不利益変更 23　権利と受忍ーー企業内組合活動 24　闘いの手法ーー企業の争議行為 25　中立と差別ーー併存組合問題