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出版社:雄山閣
出版日:2024年02月26日頃
ISBN10:4639029659
ISBN13:9784639029656
販売価格:9,900円
日本古代史研究の基礎資料、『日本書紀』
その『日本書紀』の記述がどのように生み出され、そのように伝わり、どのように受容されていったのか。日本古代史や国文学を専門とする16名の研究者が、それぞれの専門分野の視点から考究する。
第1部 『日本書紀』の構造と受容
雄略紀朝鮮半島記事の編述(瀬間正之)
「和銅五年上奏日本紀」についてー『古事記』の撰録をめぐる一つの臆説ー(加藤謙吉)
自敗自服する賊虜と日本書紀β群の編修ー太安万侶の関与をめぐってー(葛西太一)
『日本書紀』の「武」についてー国土をひらく英雄たちー(小林真由美)
日本書紀講書と竟宴和歌ー「飛騨の匠」の形成と流布ー(水口幹記)
第2部 『日本書紀』の氏族と天皇
倭国造・倭直氏の祖先伝承(篠川 賢)
広域地名を冠する氏族から見る『日本書紀』(中村友一)
『日本書紀』の蝦夷関係記事に関する基礎的考察ーエミシ表記論の視点からー(永田 一)
安閑后妃関係ミヤケの歴史的位置(堀川 徹)
武渟川別の東国平定伝承についてー静岡平野の古代氏族の歴史的意義ー(須永 忍)
古代・中世移行期における神器と天皇ー剣璽を中心にー(井上正望)
第3部 『日本書紀』の伝承と説話
片岡山飢人説話の形成ー『日本書紀』『日本霊異記』『万葉集』からー(三舟隆之)
山上憶良「世間の住まり難きを哀しみし歌」と「五節舞」(中川久仁子)
『日本書紀』崇峻即位前紀七月条と四天王寺の創建ー「厩戸皇子」像の検討ー(榊原史子)
古代の鵜飼と贄(小川宏和)
ヤマトタケル伝承と廬原国造ー「焼津の火難」をめぐってー(鈴木正信)
あとがき(小林真由美)
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