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出版社:ミネルヴァ書房
出版日:2023年09月19日頃
ISBN10:462309569X
ISBN13:9784623095698
販売価格:2,970円
794年桓武天皇の遷都から続く都、平安京。その都に暮らす、天皇、貴族、そして庶民はどのような生活をしていたのか。鎌倉幕府成立までの400年、史料や遺物の少ないなか、王朝文化史の第一人者である著者が史実に基づき、都人の世界へいざなう。紫式部や清少納言、藤原道長も登場し、平安王朝のガイドブックとしても最適の平安京史。
序 山紫水明の平安京
第一章 平安京誕生の裏側
1 皇統を繋いだ女帝たち
2 天武系天皇から天智系へ
3 平城京からの脱出
4 藤原四家の攻防
第二章 ニュータウン平安京
1 平安京という都市
2 左京・右京の開発事情
3 平安宮と天皇御在所
第三章 平安人の昼と夜
1 殿上人にとっての夜
2 王朝貴族の暮らし
3 男性日記と女房文学
4 政治の実態
5 平安京トイレ事情
第四章 藤原北家をめぐる王朝ドラマ
1 摂関家への道
2 兼通・兼家兄弟の確執
3 栄華の頂点へ
第五章 政治と結婚
1 王朝貴族の恋と結婚
2 摂関家の外戚政策
3 天皇・貴族の婚姻儀礼
第六章 受領と才女
1 受領の世界
2 任国での実態
3 「都」と「鄙」
4 受領階級に生まれた才女たち
第七章 平安京から京都へ
1 変わりゆく都
2 院政政権と都市域の拡大
3 寺院と邸宅
4 市から町へ
第八章 平安京の災禍ーー疫病・飢饉・地震
1 鴨川の氾濫
2 疫病と祭礼
3 現世の地獄
4 『方丈記』にみる災禍
終 末法と浄土の世
あとがき
参考文献
人名・事項索引
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