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出版社:ミネルヴァ書房
出版日:2022年02月14日頃
ISBN10:4623092917
ISBN13:9784623092918
販売価格:6,050円
原著者のシナソン(V. Sinason)は,知的障害のある人に精神分析的心理療法を試みた先駆者である。彼女は本書で,詳しい臨床事例と豊かな考察,文学作品の引用や自身による詩作を通して,これまでほとんど言及されてこなかった事実を浮かび上がらせるーー共に人間であることを実感しながらかかわるとき,障害という防壁の隙間から信じられないほど鮮やかな知性のきらめきが垣間見られるという事実を。
日本語版によせて(ヴァレリー・シナソン[倉光 修訳])
監訳者まえがき
見返しの書評
はじめに
権利者による承認
序 論
第1章 脳を失いつつあった男性
エドワード・ジョンソン
第2章 一次障害と二次的なハンディキャップ──スティーブン
スティーブン
第3章 ハンディキャップ・スマイル──トラウマに対するアリの防衛
アリ:「愚かであることは狂っていること」
第4章 代書者機能と子どもの発達──トマスの事例
トマス
第5章 秘めた知性が明らかになった衝撃──ハウスM
第6章 ことばのないところに意味を見出すこと──自傷と最重度障害
マウリーン
第7章 男性における性と障害
幼児期の問題
ピーター:9か月間に及ぶ週1回のサイコセラピー
性と教育
ハワード/ヘファイストス
第8章 女性における性と障害
イブリン/エコー
第9章 性的虐待,精神病,そして法的救済
エレーン
トニー
トレーシー
スザンヌ
テレサ
第10章 解離と知的障害──キャシーの物語
本事例の背景
セラピーの過程
第11章 集団心理療法と知的障害
結 語
解 題
1 本著の翻訳に至る経緯
2 障害に関連する用語について
3 原著第1部(第1章〜第3章)の概要
監訳者あとがき
引用文献
人名索引
事項索引
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