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現代文学は「震災の傷」を癒やせるか

著者:千葉一幹
出版社:ミネルヴァ書房
出版日:2019年03月18日頃
ISBN10:4623085872
ISBN13:9784623085873
販売価格:3,300円
押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。 まえがき 第1章 人は震災にいかに向き合ったかーーメランコリー・カタリ・喪の作業  1 震災の衝撃とメランコリー  2 当事者性と疚しさ  3 当事者性とは何かーー年表と歴史  4 ハナシとカタリ  5 話しと放し  6 『神様2011』『恋する原発』--ハナシとカタリ⑵  7 『馬たちよ、それでも光は無垢で』--ハナシとカタリ⑶  8 津波と放射能汚染  9 死者の語り  10 『焼野まで』から 第2章 震災後の愚行ーー吉村萬壱『ボラード病』にみる不謹慎者の戦略  1 愚行とアンチ・ヒューマニズム  2 ノンセンスと「かのように」  3 『ボラード病』あるいは不謹慎者の戦略 第3章 震災前から震災後を読み解くーー川上未映子『ヘヴン』にみる「いじめ」  1 震災が作家にもたらす変化とは何か  2 震災・宗教・『ヘヴン』  3 宗教の意味  4 社会学の臨界点としてのいじめ  5 「ワニとハブとひょうたん池で」--社会システムとしてのいじめ  6 「ワニとハブとひょうたん池で」から『ヘヴン』へ  7 コジマあるいはアウシュヴィッツを生き延びること  8 存在の羞恥と不潔さ  9 カントとニーチェ  10 ニーチェ対ニーチェ  11 コジマの答え⑴ーー赤面と無力さ  12 コジマの問い⑵ーーなぜ「私」なのか  13 宗教と文学 第4章 鎮魂の行方ーー宮沢賢治と妹トシの言葉  1 宮沢賢治と震災  2 挽歌「永訣の朝」における方言をめぐって  3 標準語制定と賢治の方言観  4 動物や霊魂は、何語で語るのかーー賢治と標準語  5 『赤い鳥』と方言  6 童話と詩の差異  7 死にゆく者の言葉とまことのことば  8 トシの言葉を求めてーー死者は語るのか  9 死者との別れ 第5章 後景化する震災ーー語り手の消失・不可視化  1 風景画と事件  2 希薄な関係性がもたらす不可視の死ーー『影裏』  3 しあわせの処方ーー『最愛の子ども』  4 励ましとしての小説 終 章 視線の行方ーー喪失の悲しみの中に  1 死者との距離  2 共に見つめることーー小津安二郎『麦秋』をめぐって  3 共視体験  4 共視と文を読むこと  5 読むことあるいは視線の偏差について  6 喪失と回復 あとがき 作品索引 人名索引
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