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出版社:ミネルヴァ書房
出版日:2019年05月23日頃
ISBN10:4623084833
ISBN13:9784623084838
販売価格:3,300円
2000年代後半から立て続けに、リーマンショック、政権交代、東日本大震災という時代を画する大きな出来事が起きたことで地域の社会・政治・経済も大きな影響を被った。本書は、2008年刊の『地域政策入門』の骨子を受け継ぎつつ、こうした展開を踏まえて内容を一新。地域社会を規定するようになったリスク/不確実性、人口変動、グローバル化を重視しながら地域創造の時代を考える基礎となる知識と枠組みを提供する。
序 地域創造の視座
第1部 地域とはなにか
1 「地域」という考え方
2 地域の人口問題
3 暮らしのなかの権利と公共の福祉
第2部 地域のなりたち
4 国土計画の変遷と地域の変化
5 地域に関わる文化政策の展開
6 産業構造の移り変わり
7 都市の成長と衰退
8 高度経済成長と農山村の変化
9 住民組織と地域生活
10 NPOの誕生
第3部 地域のしくみ
11 国家の機構と中央地方関係
12 地方自治のしくみと変遷
13 自治体行政と公共政策
14 国家財政と地方財政
15 財政調整制度の変質
16 人々の暮らしと社会保障
17 市場の機能と限界
18 地域産業の形成と地域再投資
第4部 地域のガバナンス
19 ガバナンスとはなにか
20 地方分権の行く末
21 政策評価の理論と実際
22 政策選択の哲学的基礎
23 政策選択における効率の観点
24 民意をめぐる諸問題
25 二元代表制の理念と実態
26 選挙制度改革に伴う変化と課題
27 地方財政危機と自治体再編
28 地域福祉の考え方とあゆみ
29 自治体における福祉政策の展開
30 マイノリティと法制度
第5部 都市と農山漁村の持続可能性
31 ポスト生産主義と多自然居住地域
32 田園回帰と都市ー農山村関係
33 地域創造と社会資本
34 消費空間としての都市の変容
35 ネットスーパーと高齢者
36 まちづくり制度の変遷とその影響
37 都市ビジョンの変遷
38 創造都市論の発展
39 復興が生み出す社会問題
第6部 コミュニティの持続可能性
40 コミュニティを支える生活規範
41 暮らしのなかの生活保障
42 町内会の公共性
43 家族のいま
44 ワークライフバランスの推進
45 住民参加でつくる地域の支えあい
46 持続可能な福祉システムの構築
47 多民族・多文化社会の想像力
48 地域づくりのための中間支援組織
第7部 地域の活性化
49 地域に根ざした企業の戦略
50 地域に活かすマーケティング
51 ソーシャルマーケティングの展開
52 官民連携と地域公共会社
53 中心市街地の役割の変化
54 農山村での継業と社会連帯経済
55 農山漁村の新たな担い手
56 観光の多様化と新たな観光戦略
57 スポーツと地域づくり
第8部 地域と資源
58 社会関係と資源
59 地域づくりと食の流通
60 国際認証とローカル認証
61 国際制度を活用した地域づくり
62 空き家・空き地問題とその利活用
63 景観・歴史を活かしたまちづくり
64 アートを活かした地域創造
終 地域創造への展望
法令略語一覧
関連項目一覧表
索引
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