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嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書

出版社:みすず書房
出版日:2021年06月18日頃
ISBN10:462209004X
ISBN13:9784622090045
販売価格:4,180円
「この卓越した本を読む者は、真に読むということの驚異を感じずにはいられない。……本書は読書についての本だが、私がこれまで出会ったどんな本とも違う。」(S・クーシスト「本書に寄せて」より) ◆文学教授を生業にする著者が、『白鯨』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『心は孤独な狩人』などの名作を6人の自閉症者とともに読んだ読書セッションの記録。自閉症者は「心の理論」を持たない、想像による遊びができないといった偏見は早々に覆されるが、それだけではない。自閉症者がカテゴリー化される以前の「感覚」を通して物語と関わることで、鮮烈な小説体験をしていることが明らかになる。 ◆おのおの独特の症状や経歴をもつ彼らの、物語への感受性はときに痛切とも言えるほど鋭敏だ。たとえば『白鯨』を読む第一章では、言葉を話さない自閉症の青年ティトが、どの登場人物よりも鯨に自分を重ねながら小説世界を「泳ぎ」、その感覚を詩に綴りはじめる。『白鯨』のモチーフはやがて、ティトと著者の生活全体を呑み込んでいく。 ◆著者は近年の脳科学的知見にもとづいて、「神経多様性(ニューロダイバーシティ)と読書」というテーマをかつてないほど掘り下げている。そこでは、自閉症者と定型発達者、双方の読み方の特性が互いを逆照射し合い、読むという行為の尽きせぬ可能性が浮かび上がる。だからこそ、本書の読後に強く体感されるのは、多様な脳と交感する文学の力の無辺さだ。 本書に寄せて(スティーブン・クーシスト) はじめに プロローグ──言葉の大河に浮かぶ私たちの神経の筏 DJ・サヴァリーズと読書 第一章 海のように揺らめく世界から ティト・ラジャーシ・ムコパディエイ×『白鯨』 第二章 脳の天空 ジェイミー・バーク×『儀式』 第三章 アンドロイドと自閉症 ドーラ・レイメイカー×『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 第四章 自分の足を見つけ出す ユージェニー・ベルキン×『心は孤独な狩人』 第五章 当たり前を疑うために テンプル・グランディン×『ミート』『ジ・エクスタティック・クライ』 エピローグ 謝辞 引用出典 原注 日本語版への注記 索引
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