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出版社:みすず書房
出版日:2017年05月26日頃
ISBN10:4622085844
ISBN13:9784622085843
販売価格:22,000円
いつから人間は「脳」や「神経」に注目し、自分の思考や行動を支配するものが「脳」に座を占め、「神経」がその働きを伝えると考えるようになったのか。この課題に初めて挑み、古代から19世紀末までの膨大な文献を纏めた世紀の古典的大著をここに公刊。神経学・精神医学はじめ、医学史・科学史・哲学史研究者の座右に置くべき、フランスの碩学が遺した伝説の書である。
「古代篇」では、アリストテレスを中心に、ソクラテス以前からプラトン、ガレノス以後までを描く。1899年にフランスで刊行された書を萬年甫が晩年に「発見」し、精魂傾けた翻訳に、新谷昌宏が後を継ぎ完成させた、渾身の訳業=研究。「中世・近世篇」も続刊。
■ 脳と神経と身体と心を知るための類のない通史
■ 神経学・精神医学・医学史・科学史関係者必備
■ 現在の研究からみた訳者の補足を本文に記す
■ 萬年甫による「ジュール・スーリィの生涯について」を付す
■ 巻末に「参考図書」「人名索引」完備
[抄] クロトンのアルクマイオン/ホメロスの生理学的心理学とヘロドトスの病態心理学/ヒッポン/タレス/アナクシマンドロス/クセノパネス/エペソスのヘラクレイトス/パルメニデス/アクラガスのエンペドクレス/クラゾメナイのアナクサゴラス/アポロニアのディオゲネス/アブデラのデモクリトスと原子論/プラトン/ヒッポクラテスとヒッポクラテス学派/アリストテレス/アリストテレス学派/ストア派の生理学的心理学/アレクサンドリア学派/エペソスのルゥポス/ペルガモンのガレノス/ガレノスの同時代人と後継者たち
注
ジュール・スーリィの生涯について (萬年甫)
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