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出版社:みすず書房
出版日:2015年05月21日頃
ISBN10:4622079151
ISBN13:9784622079156
販売価格:3,520円
科学技術論の語り手として理想的な専門家二人が鋭い思考を展開する。現代の科学技術がはらむ問題について深い討議を行なった。下記のテーマについて論じ、書き下ろし論稿を加えて構成。重要な示唆に富む知見が示される。両者の現場に通じる議論は非常に説得力がある。システムの危機に対して、私たちはどう対処していけばよいのかを考える。【テーマ】1 核施設の過酷事故/2 コンピュータ西暦2000年問題/3 SPEEDI/4 グーグル/5 放射性物質の隔離管理/6 知的財産権/7 再生可能エネルギー/8 自動機械
はじめに
【第1部 人工物による巨大災害】
第1章 核施設の過酷事故(巨大人工物の制御)
第2章 コンピュータ西暦2000年問題(混在する人工物の管理)
【第2部 情報システムの落とし穴】
第3章 SPEEDI(公共システムの可視化)
第4章 グーグル(私的システムのつくる社会的規範)
【第3部 守れないものを守る】
第5章 放射性物質の隔離管理(未来世代への負債)
第6章 知的財産権(アンチコモンズの悲劇)
【第4部 次世代技術の実装可能性】
第7章 再生可能エネルギー(インフラに対する競争政策)
第8章 自動機械(インフラの人工知能化)
【第5部】
●新技術をめぐる誇大妄想と高速増殖炉開発の未来 吉岡斉
●信頼すなわち相互監視(情報セキュリティの迷宮) 名和小太郎
あとがき
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