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出版社:放送大学教育振興会
出版日:2017年03月20日頃
ISBN10:4595140878
ISBN13:9784595140877
販売価格:2,970円
現代社会における「公共性」の諸問題を新たに問い直し、新たな解決法を考えていく方法を検討する。「公共哲学」という、近年再定義・再考察が試みられている視角・考え方を理論的なレベルで紹介し、具体的な問題に関する公共哲学的なアプローチを解説する。既存の「公共」に関する考え方を批判的に反省し、自らの知の新たな可能性を開くことができる。社会科学的な知のあり方の刷新の方法を批判的に紹介することで、全体が公共哲学の展開の事例となる。
1.公共哲学とは何か 2.公共哲学としての功利主義 3.公共哲学としてのリベラリズム 4.リベラリズム批判の公共哲学1 -ノージックの権原理論 5.リベラリズム批判の公共哲学2 -マッキンタイアの徳倫理学 6.アーレントの公共哲学 7.ハーバーマスの公共哲学 8.デモクラシーと公共性 9.社会統合と公共性 10.経済学と公共性 11.危機と公共哲学1 -巨大災害 12.危機と公共哲学2 -社会保障 13.公共的問題としての科学技術 14.科学技術の公共的問題にどう取り組むのか -民主性と専門性の対立を超えて 15.国際社会における公共性
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