わたしたちの教科書（上）

新任教師、加地耕平は、赴任早々、クラスの明日香が授業に出ないことに気付き、コミュニケーションをとろうとする。「先生に会えてよかった」、そう言って耕平に鍵を渡した翌日、明日香は校舎から転落。事故か、自殺か。耕平は鍵の秘密を捜し始める。将来を約束された有能な弁護士、珠子は自分が隠してきた過去とつながるこの出来事を新聞記事で知る。真実を明らかにするため明日香の中学へ向かうが。