空へ、いのちのうたを

あたしが育ったのは、『スノーバーガー葬儀会社』。小さいころから、スナップフィンガーの町の人たちのお葬式をたくさん見てきたから、死がどんなものかって、ちゃんとわかってる。だけどある日、大好きだったエディストおじさんが亡くなって-。少女コンフォート（探検家、レシピ試食係、葬儀レポーター）が、家族の死をのりこえ、生きる意味を探していく、いのちの物語。