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出版社:法律文化社
出版日:2017年10月16日頃
ISBN10:4589038722
ISBN13:9784589038722
販売価格:2,750円
《セクシュアリティをめぐる法学研究の基本テキスト》
ジェンダー法学においてこれまで中心的に取り上げられてこなかった「セクシュアリティ」に焦点を合わせ,性的な欲望や性的マイノリティと法律や社会制度との関係を考える。
◎ 特に性の多様性を主軸として法律や社会制度を読み返し,人間身体のあり方(第1部),社会関係における位置づけ(第2部),言説空間の流れ(第3部)を分析。
◎ 性の多様性や性的マイノリティを単に対象化するのではなく,法律や社会制度のあり方そのものを問いなおした野心作。
【目 次】
はじめに
Chapter 0 プロローグー「セクシュアリティと法」とは何か?- 〔谷口洋幸〕
第1部 人間身体と法
Chapter 1 性 別ー法的性別の根拠は?- 〔石田仁〕
Chapter 2 性同一性障がいー性別違和をもつ当事者に法は応答できているか?- 〔田巻帝子〕
Chapter 3 性刑法ー誰をどのように守るものであるべきか?- 〔関良徳〕
Column 1 妊娠・出産 〔小久見祥恵〕
第2部 社会関係と法
Chapter 4 親 子ー性的マイノリティは親になれるのか?- 〔山下敏雅〕
Chapter 5 婚 姻ーカップルの特別扱いに合理性はあるか?- 〔齊藤笑美子〕
Chapter 6 暴 力ーDVは異性間だけの問題か?- 〔森あい〕
Chapter 7 企 業ー企業が性的マイノリティにできることとは?- 〔菅原絵美〕
Chapter 8 学校教育ー「性の多様性」学習の保障に向けて必要なこととは?- 〔渡辺大輔〕
Column 2 米国のLGBTとアダプション 〔上野善子〕
第3部 言説空間と法
Chapter 9 人 権ー誰のどのような人権か?- 〔堀江有里〕
Chapter 10 ノルムー平等か解放か?- 〔綾部六郎〕
Chapter 11 クィアークィアな視点は法学に何をもたらすか?- 〔池田弘乃〕
Column 3 法と科学とセクシュアリティ 〔吉良貴之〕
Chapter 12 エピローグー「セクシュアリティと法」のゆくえー 〔谷口洋幸〕
引用・参考文献一覧/判例索引/編者・執筆者紹介
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