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出版社:法政大学出版局
出版日:2014年03月06日頃
ISBN10:4588780220
ISBN13:9784588780226
販売価格:3,300円
アジアの水都は生きている。蘇州、バンコク、メコンデルタ、バラーナシなど、生活や信仰にアジアの人々は水と密接な関係を保って暮らしている。ヨーロッパは水の空間に機能や実用性を求めるが、アジアで水はより象徴的な存在であり、水と寄り添って暮らすことの意義は大きい。アジアの共通点と多様性を、水都という切り口から考察する。
はじめに 陣内秀信
特集 アジアの水辺
■論 文
上海黄浦江両岸の開発過程における工業化遺産の保護と再生(張松/田村広子訳)
メコンデルタの都市(大田省一)
竹の都市──台湾濁水渓河系の内陸河港都市群と竹造町屋の史的意義(青井哲人)
■研究動向
タイの水都研究史(岩城考信)
ラウンドテーブル アジアの水都学
■巻頭論文
アジアの水辺(高村雅彦)
〈討 論〉アジアの水都を解読する(陣内秀信、大田省一、青井哲人、恩田重直、岩城考信、ロドリック・ウイルソン、高村雅彦)
水都を読む
■研究報告
アジアの大都市における水環境と水辺景観(谷口智雅)
上諏訪 小和田の空間構造──湯と舟止から読む近世・近代の変遷(宮田駿介)
■研究ノート
水辺都市としての蘇州再生の可能性(寺田佳織)
水の信仰都市 バラーナシ(泉 泰葉)
■書評・新刊紹介
地井昭夫 著『漁師はなぜ、海を向いて住むのか?』(金谷匡高)
岩井桃子 著『水都アムステルダム──受け継がれるブルーゴールドの精神』(小島見和)
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