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出版社:法政大学出版局
出版日:2014年03月
ISBN10:4588364162
ISBN13:9784588364167
販売価格:2,860円
人が人を処刑することは許されるか──ギロチンの出現するフランス革命期を中心に、七代・二百年にわたって死刑執行人をつとめたサンソン家の年代記を、資料をもとに淡々と語りつつ、その心理的振幅・人間崩壊の過程を描き、死を、そして死刑制度を鋭く見すえる。米国推理作家協会賞受賞。
はじめに
プロローグ
初代サンソンのデビュー
初代シャルル・サンソンの運命の恋
初代シャルル・サンソンの生活と生涯
二代目シャルルとその子ジャンーバチストの生活と生涯
シャルルーアンリと二つの処刑──ダミアンと首飾り事件
近づく大革命とシャルルーアンリ
フランス革命の勃発とシャルルーアンリの生活
ギロチンの出現
浮沈するシャルルーアンリの身の上
ルイ十六世とシャルロット・コルデーの処刑
マリー・アントワネットの処刑
落ちつづけるギロチン
蝋人形とシャルルーアンリ
恐怖政治とシャルルーアンリ
革命暦の採用
恐怖政治の末期
革命暦とともに去ったシャルルーアンリ
アンリーサンソンの人生
アンリーサンソンのキャリア
革命後の処刑人の生活──アンリーサンソンとその息子
王制復古後の処刑人の仕事
新しい社会(七月王制)の波とサンソン家
ギロチンは血を流しつづける
アンリーサンソン親子の態度
アンリークレマンの自棄的生活
死刑廃止への動き
「ムシュウ・ド・パリは生きている」
訳者あとがき
あとがき再び
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