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出版社:法政大学出版局
出版日:2017年01月26日頃
ISBN10:4588140388
ISBN13:9784588140389
販売価格:3,960円
科学批判の認識論の立場から生命科学の根本問題を問いなおし、生命を物理・化学現象に解消させる機械論を徹底的に批判しつつ、正常と病理の概念を「生命に内在する規範」をもとに定義しなおして、現代医学・生命科学はもとより、科学哲学に新たな展望をひらく。エピステモロジーの古典的名著にしてフランス現代思想のオリジンとして必読書!
  緒言
1 正常と病理に関するいくつかの問題についての試論(1943年)
第二版の序
序論
第一章 病理的状態は、正常な状態の量的変化にすぎないか?
1 問題への導入
2 オーギュスト・コントおよび《プルセの原理》
3 クロード・ベルナールおよび実験病理学
4 ルリッシュの考え
5 理論の意味
第二章 正常と病理の科学は存在するか?
1 問題への導入
2 いくつかの概念の批判的検討
--正常と病理および病気、正常なものと事件的なもの
3 規範と平均
4 病気、回復、健康
5 生理学と病理学
結論
2 正常と病理に関する新考(1963年ー1966年)
二十年後
社会的なものから生命的なものへ
人間の有機的規範について
病理学における新しい概念ーー《誤謬》
結語
原註
訳註
訳者あとがき
人名牽引
文献目録
参考文献一覧
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