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出版社:法政大学出版局
出版日:2021年10月26日頃
ISBN10:4588130323
ISBN13:9784588130328
販売価格:4,180円
「もしも知性が線を引こうとするなら、思考はその線を越えて進もうとするだろう。理性が形式を司り、世界の至るところに仕切りを作ろうとするなら、思考は内容に沈潜し、実質の深奥に潜行する」──。法・制度、精神・身体、言語から、食、性、死、そして、生命の進化まで、既知の限界から未知の創出へ、思考を自由に駆動させる大胆不敵でユニークな哲学書の誕生。
序 サドッホ、それは祭壇の贄か、さもなければ中性子星に糞を垂れる夢である
1 内在仮面かく語りき
一日目 訪問者
二日目 懊悩の人
三日目 困却者
四日目 討議者たちと道化
五日目 仮面の人
2 言語の流体力学──指令語の射程について
1 空隙から誰ともしれぬ者の呟きが……
2 地表を這う波動
3 シーニュの力学──中島らも曰く、「たとえば言葉というのはひとつの呪いだ」
4 残酷の演劇と幼生の夢
3 ペニュルティエーム
1 「少年」
2 ペニュルティエーム
3 内在性
4 セックス
1 「力」への意志
1 偶然の肯定への第一歩
2 系統樹を措定しうる世界
3 非平衡系の倫理学
4 発生の場──多細胞化とロバスト性
5 力の合成──膜とフォールディング
6 速度の限界域──感染と自己
7 性──生存と変異の蝶番
2 食、性、死
1 食と生殖の起源
2 死のプログラムについて
3 二つの死と内在性ウイルス遺伝子
3 構造と倒錯
1 退化の真実
2 世界の構造
3 婚姻──制度に覆われた自然
4 欲望と倒錯
4 I am a bird now
1 アダムの肋骨
2 ノアの方舟
3 地の獣、天の鳥
初出一覧
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