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出版社:法政大学出版局
出版日:2011年10月07日頃
ISBN10:4588007637
ISBN13:9784588007637
販売価格:4,730円
宇宙の中心から人間を追放したコペルニクス革命を軸に、その前史や影響作用史に注目しつつ、20世紀の月面探査まで、宇宙における人間の地位の変容を追究したブルーメンベルクの大著。本巻には第五部「コペルニクス的比較級」および第六部「コペルニクス的宇宙の光学」を収録し、ランベルトやカントの宇宙観を検討するとともに、光学的・視覚的な反省運動としての望遠鏡や宇宙旅行におよぶ。
第五部 コペルニクス的比較級
第一章 遠近法が宇宙論の拡張を導いた
第二章 上位の諸体系の典型としてのコペルニクスの体系
第三章 二十世紀から回顧したランベルトの宇宙
第四章 〈諸体系の体系〉をめぐる競争──カントとランベルト
第五章 カントの転回におけるコペルニクス的なものとは何か
第六部 コペルニクス的宇宙の光学
第一章 可視性の地平は人間学的に制約されている
第二章 新しい星々の宣言とただ一人の人物がそれを信じた理由
第三章 望遠鏡に対する抵抗を説明する副次的理論が欠如していた
第四章 望遠鏡による反省と宇宙飛行の屈地性
原註
訳注
訳者あとがき
訳者による梗概
人名索引
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