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出版社:勉誠出版
出版日:2021年03月31日頃
ISBN10:458590039X
ISBN13:9784585900399
販売価格:1,980円
これまでの本を貸す「箱」としての図書館ではなく、図書館と利用者が互いに「ささえあう」ことで、双方向的に新しい図書館の在り方を模索・構築している事例が増えつつある。双方からの視点で現状を捉えることで、図書館の新たな社会的役割をあぶり出し、新たな図書館像・モデルを提示。
全国から、先駆的な取り組みを行っている図書館の事例を集積。これまでの公共図書館の枠組みを外して、民間の取り組みや、いわゆる「図書館」に収まらない形態の図書館を紹介する。
*『ささえあう図書館』(ISBN:978-4-585-20039-0)(2016年2月刊行)のオンデマンド版となります。
まえがき 青柳英治
序 章 「ささえあう図書館」とは 青柳英治
第1部 利用者が図書館をささえる
第一章 市民とともにめざす「読書のまち 恵庭」 内藤和代
第二章 離島の小さな図書館にできることー海士町中央図書館の歩み 磯谷奈緒子
第三章 支え合う社会をめざしてー働く人々の今を支え、歴史を未来に伝えるエル・ライブラリー 谷合佳代子
第2部 図書館が利用者をささえる
第四章 図書館は社会のセーフティネットになっているか?-「課題解決」型の図書館の視点から 小林隆志
第五章 中之島図書館のビジネス支援ー多くの人たちに支えられた11年の軌跡 藤井兼芳
第六章 会員制ビジネスライブラリー「BIZCOLI」の挑戦ー利用者を支える図書館のデザインと実践 岡本洋幸
第3部 図書館を利用者に届ける
第七章 視覚障害者の読書をささえてー日本点字図書館の活動 田中徹二
第八章 「癒しと情報」の館やかた=患者図書館ー患者の視点に立ったサービス活動 菊池佑
第九章 矯正施設の「読書」をささえる図書館サービス 日置将之
第十章 被災地の人たちをささえる移動図書館プロジェクトー自然災害、無縁社会など、日本社会が直面する課題に向き合う 鎌倉幸子
終 章 「社会装置」としての新たなモデルと役割の可能性 青柳英治
あとがき 岡本真
執筆者紹介
索引
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