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出版社:勉誠出版
出版日:2017年03月31日頃
ISBN10:4585260005
ISBN13:9784585260004
販売価格:3,520円
AC(エリア・ケイパビリティー)とはどのような考え方なのか? それによって、地域の自然環境にどのような好影響があり、そこで暮らす人々にどのような社会的・経済的恩恵があるのか?
ACの可能性を追究する理論編。
*AC(エリア・ケイパビリティー)とは
1.地域にある独特な地域資源を地元のコミュニティーで活用している
2.利用している地域資源を支えている環境の重要性を理解し、適切なケアを行っている
3.バランスのとれた利用とケアの活動が外部からも評価されている
以上の要件を地域が持続的な発展を行っていくうえで欠かせないものと考え、人々が地域の環境的豊かさを能動的・主体的に高め、その環境が有する資源を用いて地域が質的に豊かになる能力のこと。
はじめに 人と社会と自然を紡ぐACアプローチ 石川智士
序章 エリアケイパビリティー(AC)の着想 石川智士
第1部 ACの視点
第1章 サステナビリティーからエリアケイパビリティー(AC)へ 清水展
第2章 ACの社会実装 石川智士・渡辺一生
第2部 ACで東南アジア沿岸域環境を捉える
第1章 生物多様性と地域資源の関係性 武藤文人・武藤望生・石川智士
第2章 物質循環から捉える「地域」と健全性の評価 吉川尚・岡本侑樹
第3章 エコトーンとしての沿岸域とマングローブ林の働き 神崎護・小川裕也
第4章 東南アジア沿岸域における化学物質汚染とその生物影響 小山次朗・NathanielC.Anãsco
第3部 ACで東南アジア沿岸域社会を捉える
第1章 漁村社会におけるACの向上とは 宮田勉
第2章 沿岸資源の利用と水産物流通 宮田勉
第3章 漁村社会と漁家 神山龍太郎
第4章 漁村コミュニティと地元民の意識 宮田勉
第5章 漁村社会の資源管理とケア 宮田勉
第6章 タイとフィリピンの漁村を調査して 宮田勉
終章 沿岸域におけるACの向上に向けて 石川智士・西真如・渡辺一生
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