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出版社:白水社
出版日:2019年04月04日頃
ISBN10:4560096910
ISBN13:9784560096918
販売価格:4,400円
ファクトフルネスとしての「共生」
嘘の数字、詭弁、フェイクニュースを見破るために! 国立人口学研究所でエマニュエル・トッドを監督したフランス移民学の権威が、統計データを基に移民政策を徹底検証。サルコジ政権の施策を総括し、本書は将来への展望を示す。国民のおよそ4人に1人が移民あるいは移民の子ども──移民大国フランスから、われわれが学ぶべきことは何か?
「私の願いは、移民に関する疑問について国内の枠組みに閉じこもるのでなく国際的な比較に基づいて客観的な知識を得たいと真摯に願う日本の読者が本書に興味をもってくれることだ。フランスの移民政策の成功と失敗からは、将来の解決策を熟考する人々全員に有益になりうる、プラスあるいはマイナスの教訓が得られるはずだ。」(本書「日本語版への序文」より)
EUを主対象に分析を進めながら右翼と左翼の非対称性を論じ、国民戦線やポピュリズムに対する批判的な視座はもちろん、「ヒトラーに落とし込む論法」「スターリンに落とし込む論法」など危ないレトリックの数々をしりぞけて、世界を正しく見つめる心得について説いてゆく。ファクトフルネスとしての「共生」を考えるための好著。
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