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出版社:白水社
出版日:2017年11月26日頃
ISBN10:456009585X
ISBN13:9784560095850
販売価格:4,180円
ロシア革命100周年記念出版
ウラジーミル・レーニンは、史上初の社会主義革命であるロシア革命を成功に導き、多大な影響力を及ぼした革命家だ。レーニンは、後継者と目されたトロツキーやスターリンほか、革命同志の誰にも信を置いていなかったという。レーニンとはどのような人物だったのか? 本書は、書簡などの新史料を駆使して、その人間像と真髄に迫る決定版。
1870年、地元きっての名士の家庭に生まれたレーニンは、恵まれた環境で成長する。兄アレクサンドルへの憧憬、その兄の処刑を契機とする帝政への憤怒、欧州各地での反体制地下運動の組織、国外を転々する亡命生活、第一次世界大戦の勃発、封印列車での帰国と権力掌握など……激動のロシアと国際情勢を絡めながら、レーニンの波瀾に満ちた活躍が読みやすく、精彩に叙述される。
全編の通奏低音に、レーニンと妻ナージャ、愛人イネッサとの三人の生活があり、同志的関係で結ばれ、三者ともに心を許し合っていた。本書は、人間模様と逸話を通して、その人生と時代を活写する傑作評伝。作家は『東欧革命1989』(白水社)のジャーナリスト。
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