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出版社:白水社
出版日:2016年11月16日頃
ISBN10:4560095078
ISBN13:9784560095072
販売価格:2,640円
過激化するメカニズムを解き明かす
アルカイダの創始者ウサマ・ビンラディンが米軍によって殺害されてから5年が過ぎ、公的には「対テロ戦争」は完了した。この間、過激派対策に膨大な量の血と財が注ぎ込まれた。新たな法が制定され、治安当局の権限が強化された。にもかかわらず、イスラム武装勢力は衰えを見せないばかりか、かつてない脅威となっている。
イスラム過激主義が生きながらえ、しかも拡散し脅威を強めたのはなぜか。彼らの暴力とユートピア的メッセージがこれほど多くの人の心をつかむのはなぜか。彼らの脅威はどれほど現実的なのか。この現象はなぜこんなにも粘り強く続いているのか。今後数十年間で彼らはどう進化していくのかーー。本書はこれらの問いに対する答えを示すものである。
中東をはじめ世界各地の紛争地域を長年取材してきた著者は、グローバル・ジハードの起源から説き起こし、アルカイダ、イスラム国、さらにローンウルフ(一匹狼)に至るまで、イスラム過激派とそのシンパがたどってきた道を丁寧に掘り起こす。彼らが過激化するメカニズムを解き明かす戦慄のノンフィクション。宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)推薦!
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