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出版社:日本法令
出版日:2020年05月15日頃
ISBN10:4539727494
ISBN13:9784539727492
販売価格:2,310円
交通事故が業務上の事由により、または通勤途上に起こった場合、
労災保険給付と、同一の事由に対する損害賠償についての請求権が競合することから、
重複填補を避けるために調整が行われる。
しかし、調整内容、調整方法、調整範囲やその手続き等はかなり複雑であり、
理解しがたいのが現実である。
また、交通事故にかかる労災保険の実務に対応するには、
自動車損害賠償責任保険(自賠責)と自動車保険の仕組みが理解できていなければ、
行う手続きの優先順位を判断することもできない。
・実務に携わる上で知っておかなければならない交通事故の損害賠償についての基本的な事項を整理し、
労災保険と自賠責保険との関係をわかりやすく説明。
・疼痛、高次脳機能障害等、交通事故の後遺症で対象となる方が多いにもかかわらず
請求漏れが生じてしまうことが多い障害年金の制度についても解説。
・企業のための対応実務として、無用なトラブルを回避するために事前に整備しておきたい
各種規程や書式も収録。
目次
S T E P 1
交通事故対応のための基礎知識を得る
STEP1–1 交通事故をめぐる現状
STEP1–2 事故発生時に求められる対応
STEP1–3 人身事故の解決までの流れ
S T E P 2
自賠責保険と自動車保険の仕組みを理解する
STEP2–1 自賠責保険と自動車保険
STEP2–2 自賠責保険からの補償
STEP2–3 自賠責保険が利用できない主なケース
STEP2–4 対人任意一括制度
S T E P 3
労災保険について整理する
STEP3–1 労災保険の基礎知識
STEP3–2 業務災害・通勤災害認定の仕組み
STEP3–3 「第三者行為災害」としての労災保険
S T E P 4
交通事故による損害の補償について検討する
STEP4–1 交通事故の治療
STEP4–2 民事損害賠償における過失相殺
STEP4–3 労災保険における過失相殺(支給制限)
STEP4–4 損害の請求先
STEP4–5 自賠責保険・労災保険の選択
STEP4–6 被害者の権利の時効
S T E P 5
交通事故を解決する
STEP5–1 示談
S T E P 6
障害年金の請求漏れがないかチェックする
STEP6–1 障害年金の仕組み
STEP6–2 障害年金を受給するための要件
STEP6–3 初診日の証明
STEP6–4 障害認定日
STEP6–5 障害年金の請求パターン
STEP6–6 障害年金の請求手続
STEP6–7 交通事故と障害年金
STEP6–8 「障害年金をもらいながら働く」
S T E P 7
モデルケースで対応を学ぶ
STEP7–1 初動時に確認すべき事項
STEP7–2 労災保険を使う場合の実務
STEP7–3 社会保険労務士に期待されること
S T E P 8
企業において自動車・自転車利用を管理する
以下詳細は、目次をご覧ください。
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