事務管理・不当利得・不法行為

NBS民法分野の最後の1冊。いわゆる法定債権といわれる事務管理・不当利得・不法行為を取り扱う。条文の数は民法典上比較的少ない分野だが、とりわけ不法行為は判例の数が膨大であり、単純知識ではなく考え方の骨組みを理解することが求められる。本書は、一通りの解説にとどまらず、一般的な教科書では記述が曖昧な箇所も意識的に踏み込んで紐解くことを心がけた。 第1部　不法行為法 第1章　総 論 第2章　権利・利益侵害（違法性）総論 第3章　権利・利益侵害（違法性）各論 第4章　故意・過失総論 第5章　故意・過失各論 第6章　因果関係 第7章　不法行為の効果1--損害賠償請求権の発生 第8章　不法行為の効果2--損害賠償請求権の内容 第9章　不法行為の効果3--損害賠償請求権の期間制限 第10章　他人の行為による責任 第12章　複数の責任主体の責任 第2部　事務管理法・不当利得法 第13章　事務管理とは 第14章　不当利得総論 第15章　給付利得 第16章　侵害利得 第17章　支出利得 第18章　多数当事者間の不当利得