公共経済学と政治的要因

公共経済学のこれまでの蓄積をふまえ、政府の意思決定に関するモデルの提示と分析を行い、具体的な経済政策の成果を検証する。 第1部　基礎理論　 　第1章　コアリション・プルーフ・ナッシュ均衡理論 　　　　　　--戦略的補完・代替ゲームへの応用に関する展望 　第2章　戦略的代替ゲームにおける提携均衡 　　　　　　--携離脱の自己拘束性と不可逆性について 第2部　応用理論分析 　第3章　自発的な代表者交渉と公共財供給 　　　　　　--戦略的委託と少数派および多数派の経済厚生 　第4章　EU一般データ保護規則 (GDPR) の経済分析 　第5章　課税平準化モデルにおける近視眼的政府の選択 　第6章　高齢化と政府支出乗数 第3部　実証・制度分析 　第7章　地方交付税のリスク・シェアリング機能と 　　　　　　自治体の歳出平準化要因 　第8章　アベノミクスは失業を改善させたのか？