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出版社:日本評論社
出版日:2015年05月22日頃
ISBN10:4535520933
ISBN13:9784535520936
販売価格:4,180円
序 章 福島第一原子力発電所事故が損害賠償法に投げかけた課題
--各章の解題をかねて
第1章 被害論
1 「包括的生活利益」の侵害と損害……淡路剛久(立教大学名誉教授)
2 被害の包括的把握に向けて……除本理史(大阪市立大学教授)
第2章 責任論
1 東電の責任
1 責任根拠に関する理論的検討……大坂恵里(東洋大学教授)
2大津波の予見は可能だった……山添 拓(弁護士)
2 国の責任
1 原発事故・原子力安全規制と国家賠償責任……下山憲治(名古屋大学教授)
2 国の責任をめぐる裁判上の争点……中野直樹(弁護士)
第3章 損害論
1 福島原発賠償に関する中間指針等を踏まえた損害賠償法理の構築……潮見佳男(京都大学教授)
2 避難者に対する慰謝料……吉村良一(立命館大学教授)
3 原子力発電所の事故と居住目的の不動産に生じた損害
ーー物的損害の損害額算定に関する一考察……窪田充見(神戸大学教授)
4 福島原発爆発事故による営業損害(間接損害)の賠償について……吉田邦彦(北海道大学教授)
5 「風評被害」の賠償……渡邉知行(成蹊大学教授)
6 避難者の「ふるさとの喪失」は償われているか……除本理史
7 「自主的避難者(区域外避難者)」と「滞在者」の損害……吉村良一
第4章 除染
1 除染ーーその問題点と課題……礒野弥生(東京経済大学教授)
2 民事訴訟における除染請求についてーー原状回復との関連で……神戸秀彦 (関西学院大学教授)
第5章 原発ADRの意義と限界
1 原発ADRの現状と課題……高瀬雅男(福島大学名誉教授)
2 ADR和解の現状と課題ーー精神的損害、財物損害に関して……小海範亮 (弁護士)
第6章 被害の実態ー被害調査から
1 福島第一原発事故に関わるアンケート調査からみる被害の実態……高木竜輔(いわき明星大学准教授)
2 原発事故に係わる被害の認知ーー浪江町住民調査の結果から……和田仁孝 (早稲田大学教授)
第7章 資料ーー原発事故賠償をめぐる訴訟の概要……米倉 勉(弁護士)
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