債権法改正講座　第1巻 総論・総則

2017年5月成立・2020年4月施行のいわゆる債権法改正の議論の中で行われた理論的・実務的に重要な論点を検討する講座全3巻。 第1部　総論 　債権法改正の意義と課題……鎌田　薫 　民法典の体系における契約法の位置づけーー日本債権法改正の経験から……山本敬三 　債権法改正と消費者私法ーー改正民法と消費者の利益への配慮……松本恒雄 　企業法務と債権法改正ーー債権法改正が映し出す企業の契約観……小林一郎 第2部　法律行為・代理 　公序良俗と暴利行為……原田昌和 　意思能力を欠いた法律行為の効力……熊谷士郎 　錯誤……鹿野菜穂子 　表見代理・授権……中舎寛樹 　代理人の権限濫用、利益相反行為……佐久間毅 　無効・取消しーー契約関係の清算に関する新121条の2を中心に……藤原正則 第3部　時効 　消滅時効の時効期間と起算点……松久三四彦 　改正民法における不法行為時効の到達点と立法的課題……長野史寛 　時効の完成猶予・時効の更新……須藤典明 　時効の効果と時効制度の規律ーー消滅時効と取得時効……金山直樹＝香川　崇