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出版社:日経BP 日本経済新聞出版本部
出版日:2020年07月17日頃
ISBN10:4532358590
ISBN13:9784532358594
販売価格:2,420円
◆「日本の通貨マフィア」財務官を史上最長期間務めた著者が、重大局面とどのように向き合い、動いたかを語る回想録。
◆トランプ政権の登場、理由が不明のまま対応に追われた人民元急落、中国が主導するアジアインフラ銀行への参加問題、デジタル課税など国際課税ルールづくりに奔走といった内部者ならではの視点を盛り込みながら、通貨・国際経済・租税の世界のダイナミズムを明らかにする。
とくにトランプ政権とどのように関係構築を図ったかや、人民元の国際通貨化や一帯一路経済構想を進める中国との協調と攻防、OECD租税委員長にアジア人として初めて就き取り組んだ「二重非課税」問題などが初めて明かされる。
◆清水功哉日本経済新聞編集委員が聞き手として、読者が理解しやすいよう背景をわかりやすく説明したり、あるときは本当はどのようなやりとりがあったのか著者に鋭い質問を投げかけるなど、興味深く読み進められる対談方式。
◆最終章では著者がアジア開発銀行総裁として、コロナ問題にどう立ち向かおうとしているのかについても語られる。
第1章 円高との戦い
第2章 身構えたトランプ政権登場
第3章 人民元急落への警戒
第4章 アジアインフラ銀行参加問題
第5章 アジア通貨危機再発を防げ
第6章 アジア人初、OECDの租税委議長に
第7章 国際課税ルールの歴史的転換を主導
第8章 初のG20議長を支え、アジア開銀総裁へ
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