出版社:日本経済新聞出版社
出版日:2016年12月12日頃
ISBN10:4532263298
ISBN13:9784532263294
販売価格:957円
☆かつては日本人の日常服だった「きもの」は、成人式と卒業式の「制服」としてしか見かけなくなっていました。しかし最近では、「ファッション」として注目を集め、花火シーズンの浴衣をはじめ、身につける若者も増えています。それはなぜなのか、きもの業界に旋風を起こす仕掛け人と経済学者が多様な話題から語り尽くす、ユニークな対談集です。
☆着るのが面倒、ルールがややこしい……。これらの理由以外にも、きものが廃れていった様々な原因が。「価格が高いのはなぜ」「どうしてフォーマルばかりなのか」など、経済学者ならではの視点から、きものが抱えている問題点にも鋭く迫ります。
☆「きものにサンダル」「ワンタッチ帯」など、従来のルールにとらわれず、新しいコーディネート、素材、着方などを次々に提案する著者が、百貨店なども巻き込み展開する新たなブランド戦略とは何か。経営論としても興味深い話が満載です。
☆日本で、「きもの」がどのように生まれ、貴族社会、武家文化、近代と時代の推移によって、どのような変化があったのか。服飾文化の歴史から、日本文化の流れも味わうことができます。
☆いま世界で、ジャパン・メイド、クール・ジャパンが大きな注目を集める中で、ファッションとしての「きもの」にも新しい流れが生まれつつあります。きものだけでなく、ファッション全般に深い知見がある著者が、和装がどう進化していくのかを語ります。読めば、きものが着たくなる1冊です。
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