ケースから引く組織再編の会計実務

組織再編は、同業他社との経営統合、グループ内での再編、事業規模の拡大、新規市場・事業への進出、不採算部門の切離し等の目的のために、上場・非上場企業を問わず行われています。この組織再編を行った場合の会計処理については、企業結合会計基準をはじめいくつかの会計基準等が整備されていますが、基準同士が複雑に入り組んでおり、基準を実際のケースに落とし込む際に「どこを見たらよいかわからない」という声が聞かれることも多くあります。本書では、「具体的なケース（取引）から会計処理を示す」というコンセプトのもと、多く想定される１３９のケースを取り上げ、その際の会計処理を解説しています。また、組織再編に関する実務上の留意点をまとめたＱ＆Ａも付しています。