|
出版社:東京電機大学出版局
出版日:2016年04月11日頃
ISBN10:4501629606
ISBN13:9784501629601
販売価格:1,980円
「かわいい文化」を感性工学・社会学・文化論・経済産業論等の見地から論考し、読者の研究活動に対する知見を提示する。
第1 章 なぜいま,「カワイイ」が人びとを引きつけるのか?--「カワイイ」美学の歴史的系譜とグローバル世界
1.「カワイイ」ということーーその社会的価値を考える
2.「カワイイ」という思想
3.「カワイイ」と文化変容
4.「カワイイ」と近代化のなかの異文化交流
5.「カワイイ」の現代的意義
6.「カワイイ」は「cool」か?--関わり合いの美学
第2 章 「かわいい」の系統的研究ーー工学からのアプローチ
1.はじめに
2.文化論的な先行研究の調査
3.かわいい色や形についての実験
4.バーチャル空間を用いたかわいい色や形の実験
5.かわいい質感に関する実験
6.かわいい感と生体信号との関係に関する実験
7.まとめ
第3 章 絵双紙からマンガ・アニメ・ライトノベルまでーー日常性の再構築のメディアとしての日本型コンテンツ
1.複製メディアとしての日本型コンテンツ
2.物語の描かれ方とその場
3.日常性の再構築のメディアとしての物語
4.日本における日常性のメディアとしての漫画
5.日常性の再構築と神々の再構築
第4 章 カワイイと地元経済ーーローカル・キャラクターの経済効果
1.はじめに
2.ローカル・キャラクターの実態
3.ローカル・キャラクターが経済的にもたらすもの
4.ローカル・キャラクター導入地域の経済効果の検証
5.まとめ
第5 章 かわいいとインタラクティブ・メディア
1.はじめに
2.「アミューズメントセンター」に女性がやってきた時代
3.そしてトレンドは,郊外型施設・複合型施設・テーマパークに向かう
4.「インタラクティブ」って何?
5.結論とあとがき
第6 章 複製技術と歌う身体ーー子ども文化から見た近代日本のメディア変容
1.はじめに
2.家庭とレコード
3.「アイドル」としての童謡歌手
4.「カワイイ」歌声はどのように生まれたか
5.おわりに
あとがき
注
参考文献
索引
編著者紹介
|