|
出版社:東洋館出版社
出版日:2019年03月02日頃
ISBN10:449103656X
ISBN13:9784491036564
販売価格:2,530円
変わりゆく社会の中で求められている汎用的な資質・能力を育むために、哲学教育の視点を取り入れたお茶の水女子大学附属小学校 独自の教科「てつがく」の理論と実践。「『ある』ってどういうことだろう?」など、価値や概念を問い直し追究する子どもたちの学びの様子を10の実践例で紹介。
もくじ
プロローグ -小学校で“てつがくする”ということー
第1章 “てつがくする”教育課程の構想
1 これからの教育の方向性をふまえて
2 “てつがくする”授業の構想
3 新教科「てつがく」の創設
4 “てつがくする”教育課程
5 小学校で“てつがくすること”の学び
第2章 新教科“てつがく”とは
○「てつがく」に取り組むようになった経緯について
○「てつがく」の目的
○教材研究の仕方
○子どもとともに話し合う内容を決める
○「てつがく」の授業と出会い、考えていること
○低学年での取り組み
○中学年での「問い」
○「てつがく」の授業が始まる3年生の対話の様子
○中学年・高学年の子どもたちの問いをみて湧き出た問い
○「てつがく」の学びにおける教師の役割
○教師が「てつがくする」ということ
○サークル対話のよさや留意点
○「てつがく対話」で話さない子どもの見方
○子どもの「からだのことば」
○「てつがく」における子どもの変化と成長
第3章 新教科“てつがく”の実践
1年生 たいりつとけんか -じぶんたちでたいりつをかいけつしようー
1年生 自分たちの生活を振り返ろう
3年生 おとなってなんだろう
3年生 「ある」ってどういうことだろう -はじめての「存在論」-
4年生 ゆめの世界って何?
4年生 大きくなるっていうこと
5年生 美しいって何だろう
5年生 対話するってどういうこと?
6年生 ロボットに心をもたせてよいのか
6年生 やさしいかたち
COLUMN 「てつがく」科の構想に改めて思うこと
第4章 “てつがく”を生かした各教科の授業づくり
国語 子どもとともにつくる、「言葉」の学び
社会 社会的論争問題を通して「政治的リテラシー」を涵養する
算数 当たり前を問い直し、前提を考える算数
理科 子どもの問いを生かし対話する授業
音楽 わたしの“音楽すること”
図画工作 造形活動の自明性を問い直す
家庭 考える家庭科のすすめ
体育 自分の身体と向き合い、動きを通して問いを深める
食育 他者とのかかわりを通して、「食べること」を考える
外国語活動 「世界」にふれることを通して、日本や日本人としての自分を見つめる
COLUMN 新教科「てつがく」の意義
第5章 “てつがく”を“てつがく”する
シンポジウム記録
1 基調提案
2 研究協議
3 質疑応答
寄稿
新教科「てつがく」の意義
「てつがく」科の評価を考える前に
日本の教師による子ども哲学の源流
学級でする哲学
「てつがく」の冒険
新教科「てつがく」の意義
付録
おわりに てつがくすること
執筆者一覧
|