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唯信鈔文意

著者:親鸞  / 阿満利麿
出版社:筑摩書房
出版日:2023年12月11日頃
ISBN10:4480512209
ISBN13:9784480512208
販売価格:1,100円
親鸞が弟子の疑問に答えるべく書き残した最善の念仏入門。親鸞思想の全てがここにある! 文庫オリジナル === 南無阿弥陀仏と唱えれば来世で仏になれる。このシンプル極まりない法然の教えは庶民層から大歓迎された。しかし同時に「なぜ念仏だけでいいのか」という問いも浮上する。その問いに答えるべく、親鸞は当時よく読まれていた仏教書『唯信鈔』を解説する形で本書を執筆した。親鸞の答えはこうだ。念仏は修行などかなわない我々のために阿弥陀が用意した「行」であり、阿弥陀のはたらきそのものである。そして念仏すると阿弥陀の心が無意識下に入り込み、それが将来我々を浄土に連れていく。だから念仏の他は必要ない。『教行信証』と並ぶ代表作にして親鸞思想のエッセンスが詰まった最高の念仏入門。 === 親鸞による最高の念仏入門 親鸞思想のエッセンスが詰まった 『教行信証』とならぶ代表作 === はじめに/『唯信鈔』の問いかけ/「唯」と「信」/二つの「信心」/「称名」がもたらすもの/「唯」・「鈔」/阿弥陀仏の前身/「第十七願」「如来の尊号は甚だ分明にして」/「十方世界に普く流行す」/「但称名するもの有れば皆往くを得」/「観音勢至自ら来たり迎う」/「即得往生」/再び「第十七願」について/「第十八願」について/「彼の仏、因中に弘誓を立つ」/「名を聞き我を念ずれば総て迎え来たらしむ」/「貧窮とまさに富貴とを簡ばず」/「下智と高才とを簡ばず」/「多聞と浄戒を持するとを簡ばず」/「破戒と罪根深きとを簡ばず」/「但心を廻らして多く念仏せしむ」/「能く瓦礫を変じて金と成らしむ」/「極楽無為涅槃界」/「如来」/「二種の法身」/「阿弥陀仏は光明なり」/「縁に随う雑善のものは恐らく生まれ難し、故に如来をして要法を選ばしむ」/「弥陀を念じて、専復た専なれと教えしむ」/「三心を具すれば、必ず彼の国に生まる」/「一心」を「欠く」/「「三信心」を得る」/「外に賢善精進の相を現ずること得ざれ」/「破戒と罪根の深きとを簡ばず」/「乃至十念せん、もし生ぜずば、正覚をとらじ」/「非権非実」/「汝、もし念ずることができなければ」/おわりに/『唯信鈔』原文/『唯信鈔文意』原文
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