|
出版社:筑摩書房
出版日:2021年12月13日頃
ISBN10:4480510907
ISBN13:9784480510907
販売価格:1,650円
ジェンダー、反ユダヤ主義、地方性……。19世紀絵画を、形式のみならず作品を取り巻く政治的関係から読み解く。美術史のあり方をも問うた名著。===美術における政治的なものをどのように考えるべきか。クールベやマネ、ドガ、スーラらの19世紀絵画を、ヨーロッパ/オリエント、純粋芸術/大衆芸術、男性/女性といった、作品を取り巻く社会的・政治的関係性から読み解いていく。フェミニズムをひとつの起点として、より広く「美術史を“他者性〞の視点から考える」ことを目指した本書は、作品の新たな見方を提示するのみならず、従来の美術史規範の妥当性、イデオロギー性への問いをも投げかけた。表現形式の議論に偏重していた近代美術史に政治的視点をもたらし、美術史研究に新たな1ページを付け加えた名著。===ヨーロッパ/オリエント、男性/女性、純粋芸術/大衆芸術……〈他者〉から問う美術史===【目次】1 アヴァンギャルドの創造ーフランス、1830-18802 クールベ、オリェールと場所の意味ー19世紀美術における地域性、地方性とピクチャレスク3 虚構のオリエント4 カミーユ・ピサロー気取らない眼5 マネの《オペラ座の仮面舞踏会》6 ファン・ゴッホ、ルヌアールとリヨンにおける織工の危機7 レオン・フレデリックと〈労働者の人生の段階〉8 ドガとドレフュス事件ー反ユダヤ主義者としての画家の肖像9 スーラの《グランド・ジャット島の日曜日の午後》-反ユートピアの寓意文庫版訳者あとがき原注/図版リスト
1 アヴァンギャルドの創造ーフランス、1830-18802 クールベ、オリェールと場所の意味ー19世紀美術における地域性、地方性とピクチャレスク3 虚構のオリエント4 カミーユ・ピサロー気取らない眼5 マネの《オペラ座の仮面舞踏会》6 ファン・ゴッホ、ルヌアールとリヨンにおける織工の危機7 レオン・フレデリックと〈労働者の人生の段階〉8 ドガとドレフュス事件ー反ユダヤ主義者としての画家の肖像9 スーラの《グランド・ジャット島の日曜日の午後》-反ユートピアの寓意文庫版訳者あとがき原注/図版リスト
|