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出版社:玉川大学出版部
出版日:2016年11月30日頃
ISBN10:4472303094
ISBN13:9784472303098
販売価格:4,180円
20世紀前半の激動の時代に、演劇と社会との関係を問いながら、新しい理論と方法を追求しつづけたメイエルホリドとブレヒト。現代演劇に多大な影響を及ぼした二人の演劇人の関係を、ロシアとドイツを舞台とした歴史と文化交流のなかに読み解く。ベンヤミンのエッセイ(本邦初訳)と谷川道子・伊藤愉・鴻英良の論考を併録。
第一章 ブレヒトのメイエルホリド演劇との出会い
第二章 「誰もが私を見るように、私にも皆が見えるように」
第三章 「役者は、舞台の小さな台の皿に取り分けて給仕されるべきだ」
第四章 「これ見よがしのプロレタリア的なみすぼらしさ」
第五章 結論ーートロイの木馬
〈付録〉
演出家メイエルホリド モスクワで抹殺さる?
ーーゴーゴリの『査察官』上演をめぐる文学裁判 ヴァルター・ベンヤミン(谷川道子訳)
〈論考〉
現代演劇へのパラダイム・チェンジーーメイエルホリドとブレヒトとベンヤミンの位相(谷川道子)
現実を解剖せよーー討論劇『子どもが欲しい』再考(伊藤 愉)
叙事詩と革命、もしくは反乱ーーメイエルホリドとブレヒト(鴻 英良)
事項索引/人名索引
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