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出版社:昭文社
出版日:2025年05月30日頃
ISBN10:4398147853
ISBN13:9784398147851
販売価格:1,760円
地政学と経済学を融合した「地経学」は国際関係を理解する新たな視点を提供します。本書では米中貿易戦争、エネルギー戦略、技術覇権など経済が国家戦略の武器となる事例を解説。サプライチェーンの変化や経済制裁の影響など、ビジネスにも直結する知識を学べます。市場分析や国際経済の動向を読み解く力を養いたい方に最適な一冊です。複雑な国際情勢を経済の視点からシンプルに理解できる内容となっています。
第1章 食料をめぐる地経学
1-1【小麦】ロシアの黒海封鎖で価格高騰する小麦。日本は政府が売渡をしている
1-2【コメ】日本各地で品薄状態のコメの価格が海外で急落。その原因はインドにある?
1-3【トウモロコシ】豚肉が国民食化した中国でトウモロコシ輸入が爆増中
1-4【牛肉】「WAGYU」が海外で人気に。政府の輸出拡大戦略が功を奏す
1-5【サーモン・ブリ】水産大国ノルウェーの日本戦略、日本が進める養殖ビジネス
第2章 資源・エネルギーをめぐる地経学
2-1【石油】ウクライナ危機から3年、各国の石油戦略はどうなっている?
2-2【天然ガス】日本は供給元の分散化を進めるも、ずっと続くガス料金の値上がり
2-3【鉄】大揉めの日鉄によるUSスチール買収 そもそも買収のメリットとはなに?
2-4【石炭】なぜ、日本は石炭依存から抜け出せないのか?
第3章 産業インフラをめぐる地経学
3-1【半導体1】加熱する半導体戦争。中国への包囲網を強めるアメリカ
3-2【半導体2】半導体大国の復活をかける日本の官民一体化戦略
3-3【自動車】アメリカが進める中国車排除策。日本はどうする?
3-4【医薬品】日本が薬不足に陥ったのは原薬を中国に握られているから
3-5【鉄道】鉄道事業の海外展開に成功している中国、失敗した日本。どこに差がある?
3-6【原発】原発輸出で他国への影響力を高める中国とロシア 日本はなぜ失敗した?
第4章 情報・お金・人をめぐる地経学
4-1【人材】先進国で止まらない少子化。人材の争奪戦が激化の一途をたどる
4-2【投資・支援】途上国への投資や援助で自陣に引き込む??中国やロシアのしたたかな戦略
4-3【特許】アメリカを猛追する中国。日本が特許戦争で敗れた原因は?
【監修者】蔭山克秀
代々木ゼミナール公民科講師。愛媛県新居浜市出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。代々木ゼミナールでは、「現代社会」「政治・経済」「倫理」「倫理政治経済」をすべて指導。4科目すべての授業が「代ゼミサテライン」(衛星放送授業)として全国に配信されている。主な著書に『やりなおす経済史』『やりなおす戦後史』(以上、ダイヤモンド社)、『経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(KADOKAWA)、『マンガみたいにすらすら読める哲学入門』(大和書房)、『世界の政治と経済は宗教と思想でぜんぶ解ける!』(青春出版社)などがある。
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