死にゆく人と共にあること

米国発のターミナルケアの試みとして、世界中でいま注目を集めている終末期ケア専門家を訓練するBWD(Being with Dying)プログラムを本邦初紹介。誰もが幸福になる看取りへ。 第1部　地図にない土地 　第1章 発見の道ーー幸運な闇 　第2章 瞑想の核心ーー言葉と沈黙 　第3章 ヤマアラシ効果を超えるーー過去の恐怖をやさしさに変える 　第4章 木の人形と鉄の男ーー私心のない慈悲、根本的楽観主義 　第5章 無限のなかに安住するーー四無量心のなかに住む 　第6章 あなたはすでに死につつあるーー無常、無我、自由を悟る 第2部　施無畏 　第7章 妨げるフィクション、癒す虚構ーー真実に向き合い、意味を見いだす 　第8章 二本の矢ーー痛みはあるが、苦しんではいない 　第9章 怖がらなくてもよいということーー毒を薬に変える 　第10章 人生をケアし、世界をケアするーー自分の限界を慈悲深く見つめる 　第11章 宝石が散りばめられた網ーーケアのコミュニティ 　第12章 傷ついた癒し手ーーケアをすることの影 第3部　一枚の布全体を織りあげる 　第13章 真実への扉ーー恐れから解放へ 　第14章 道を抱きしめるーー私たちはどのように思い出し、評価し、表現し、意味を見いだすのか 　第15章 人生のあいだ、人びとのあいだーーいかに許し、和解し、感謝し、愛するか 　第16章 一大事ーー正しい道はひとつではない 　第17章 折れた松の枝ーー受容の死と解放の死 　第18章 器への感謝ーー死後の身体のケア 　第19章 喪失の川ーー悲しみに飛び込む