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フラックス結晶育成法入門

著者:橘信
出版社:コロナ社
出版日:2020年06月27日頃
ISBN10:4339066516
ISBN13:9784339066517
販売価格:2,750円
【書籍の特徴】 本書は,フラックス結晶育成法の一般原理と実用知識を体系的に解説した入門書です。物性研究のために自分で単結晶試料をつくろうとする学生をおもな読者対象にしていますが,目で見えて手に持てる大きさの結晶を調べる学問に興味をもっている人にとっても有益な内容になっています。  フラックス法は,1000℃程度でフラックス(融剤)に溶かし込んだ状態から目的の結晶を成長させる方法で,近年では最先端の物性研究において広く利用されています。フラックス法の特長としては,(1)遷移金属酸化物や金属間化合物など多種類の結晶育成に適用でき,(2)普通の電気炉を使って,多くの物性測定に必要な数ミリ角程度の良質結晶をつくることができる,などが挙げられます。結晶をつくるには結晶成長の基本的な理論と実験技術の具体的な知識を頭の中で結びつけることが大切で,本書の目標は読者にそのような理解を与えることにあります。 【各章について】 まず,1章では結晶(単結晶)の説明をして,物性研究で必要とされる結晶の種類や大きさの具体例を挙げています。2章ではフラックス法の一般的な特徴を述べたあとに,ほかの結晶育成法との比較を行っています。3章は,物性測定においても重要な問題となる結晶の外形についての説明です。4章は結晶がフラックス溶液から成長するメカニズムを解説しています。結晶が成長するイメージをもつことは,実際に手を動かして結晶をつくる際にも重要になります。5章では相図(状態図)について,フラックス法で利用する視点から解説を進めています。次の6章では理想的なフラックスの性質を述べたあと,実際に広く利用されている代表的なフラックスについて説明しています。7章は,電気炉,るつぼ,および原料試薬について,フラックス法で実験を進めていく視点から解説しています。8章の前半では,実験の具体的な手順について,酸化物と金属間化合物の場合に分けて説明しました。また,後半では得られた結晶の評価法について概観しました。 【著者からのメッセージ】 良質な単結晶の試料を手に入れることは物性科学の研究において非常に重要ですが,結晶育成の問題はいろいろな分野に関連しており,初学者は何をどのように勉強してよいか分からないことが多いと思います。また,文献などで「この結晶はこうやって育成した」という記述を見ても,そういう実例の意味や背景をよくイメージできないことも多いと思います。そこで本書は,代表的な結晶育成法であるフラックス法に焦点を絞り,初学者に系統的な学習の手助けをすることを目的として執筆しました。基礎概念から実験手順まで重要な基本知識をまとめたので,本書を読めば容易に実験に入っていけると思います。読者の手によって,世界をアッと言わせるような結晶が現れることを楽しみにしています。
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