武士道残月抄

“大衆文芸の父”と呼ばれる長谷川伸を中核とした小説勉強会“新鷹会”は村上元三、山岡荘八、池波正太郎など数多くの人気作家が名を連ね、会と機関誌「大衆文芸」は七十年の歴史を誇り今日に続く。平岩弓枝が監修する本篇では、新鷹会作家による読み応え充分の傑作十三篇を厳選。武士も市井の人々も、ひたむきに生きる者の心奥の襞を浮かび上がらせる時代小説集。