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出版社:研究社
出版日:2019年08月22日頃
ISBN10:4327377473
ISBN13:9784327377472
販売価格:4,620円
なぜ紅茶がイギリスの「国民的飲料」となったのか?
17世紀にロンドンで初めて市民に提供されて以来、そのエキゾチックな風味、色、香りによってイギリス人を魅了し続けてきた紅茶。19世紀以降は「イギリス的生活様式」の中心として、国民のアイデンティティ統合のシンボルとなったーー「アジアの葉」から作られるこの不思議な飲み物は、過去400年間のイギリス社会・文化において、どのように消費・受容・表象されてきたのか。
本書は、歴史、文学、科学、美術、社会史、経済史等の諸分野を自在に横断し、多角的かつ新鮮な視点から紅茶文化史を紐解くことで、この問いに迫る。
■歴史的に貴重な図版 77点収録■
イントロダクション
第1章 ヨーロッパと茶の初期の出会い
第2章 イギリスにおける茶嗜好の確立
第3章 中国との茶貿易
第4章 茶の価値の向上
第5章 茶の自然哲学
第6章 イギリスの茶市場
第7章 イギリス式の茶
第8章 密輸と課税
第9章 喫茶の民主化
第10章 帝国の政治における茶
第11章 ヴィクトリア朝イギリスの国民飲料
第12章 二〇世紀の茶
エピローグーーグローバル・ティー
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