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産む産まないは女の権利か

著者:山根純佳
出版社:勁草書房
出版日:2004年08月25日頃
ISBN10:4326652977
ISBN13:9784326652976
販売価格:3,300円
中絶の権利と胎児の生命に対する配慮は両立できるのか。フェミニズム思想の深化をめざして、リベラリズムとの差異を明らかにする。 フェミニストが主張する「私の身体は私のもの」と、リベラリズムの身体の自己所有の概念とは同じものか。それぞれの特徴を探る。フェミニズムは「女の身体は女のもの」という中絶の自由の主張を、リベラリズムの権利の概念を用いて正当化してきた。しかし胎児の生命のとらえ方をめぐって、リベラリズムに対していらだちや違和感をかかえこんでいる。女性の権利と胎児の権利の衝突をどう調停すればよいのかを考え、二つの思想の特徴を明らかにする。リベラリズムを批判的に相対化しようとする試み。 はしがき 序章 産む産まない権利とリプロダクティブ・フリーダム  1 中絶の権利の諸問題  2 リプロダクティブ・フリーダムと中絶の「権利」 1 フェミニズムとリベラリズムの相克 第一章 井上達夫・加藤秀一の論争  1 中絶は権利葛藤問題か  2 論争のすれ違いが意味するもの 2 身体を所有する権利をめぐって 第二章 所有権としての中絶の「権利」  1 身体の自己所有の原則  2 所有権による中絶の正当化1--パーソン論における中絶の「権利」  3 所有権による中絶の正当化2--ジュディス・トムソン「人工妊娠中絶の擁護」  4 所有権に対するフェミニストの異議ーー「胎児の両義性」の主張 第三章 身体的統合の平等としての中絶権ーードゥルシラ・コーネルの試み  1 身体的統合の権利と中絶  2 コーネルは所有権を乗り越えたか 第四章 「身体」の再編  1 <対象としての身体>から<私が存在する身体>へ  2 胎児と「私の身体」の境界  3 <私の身体は私のもの>再考 3 プライバシー権をめぐって 第五章 公私の分離原則とプライバシー権  1 正の善に対する優位  2 中立性の原則  3 個人の独立性  4 プライバシー権としての中絶の位置づけ  5 フェミニストのプライバシー権批判 第六章 「ケアの倫理」とリベラリズム批判ーーキャロル・ギリガンの『もうひとつの声』  1 もうひとつの声  2 ケアと正義(リベラリズム)をめぐる論争  3 ケアの倫理と再生産責任 第七章 宗教的自由としての中絶の「権利」--ドゥオーキンの『ライフズ・ドミニオン』をめぐって  1 「価値」問題としての中絶  2 「宗教的自由」論はプライバシー権批判をのりこえたか 終章 リプロダクティブ・フリーダムに向けての課題  1 リベラリズムとの決別  2 フェミニズムと「孕む」ことーー「生命倫理学」を超えて  3 リプロダクティブ・フリーダムに向けての課題  4 リベラリズムとフェミニズムの今後 あとがき 参考文献 索引
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