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出版社:勁草書房
出版日:2011年12月07日頃
ISBN10:4326546255
ISBN13:9784326546251
販売価格:4,180円
刊行にあたって[天児慧]
総論 アジアの地域秩序と重層的ガバナンス[天児慧]
1. はじめに
2. 欧米型秩序論とアジア型秩序論の比較
3. グローバル化と国家,国際秩序,国内秩序
4. グローバル化するアジアのガバナンスの基本的枠組み
5. 台頭する中国とアジアの新しい地域秩序
第1部 地域制度の考察
第1章 アジア地域統合研究への制度論アプローチ[松岡俊二]
1. はじめに
2. 制度論アプローチと東アジア地域制度
3. アジア地域制度の形成と変化
4. おわりに
第2章 規範と地域制度ーー東アジア共同体の胎動[勝間田弘]
1. はじめに
2. 規範と制度について,2つの命題
3. 東アジア地域制度の特徴
4. 東アジア地域制度の形成
5. 東アジア地域制度のインパクト
6. おわりに
第3章 東アジア安全保障への制度論アプローチーーネオリベラリズムの視点から[赤羽恒雄]
1. はじめに
2. ネオリベラル制度論から見た安全保障論
3. ケース・スタディー(1):北東アジアと六者会合
4. ケース・スタディー(2):東南アジアとASEAN
5. おわりに:ネオリベラル制度論から見た東アジア安全保障体制の未来
第2部 地域統合と経済・社会
第4章 東アジアの経済統合ーー貿易構造の変化と統合の利益[横田一彦]
1. はじめに:東アジアの経済統合は何を意味するのか
2. 東アジア地域の貿易構造の変化
3. 東アジア経済の多様性と比較優位
4. 比較優位構造の異なる国の経済統合
5. おわりに:経済統合は社会的厚生を改善するか
第5章 東アジアFTAと国内政治ーー韓国の事例から[金ゼンマ]
1. はじめに
2. 国際要因の検討
3. 国内要因の検討
4. FTAの事例
5. おわりに
第6章 東アジアのエネルギー・環境制度[堀内賢志・松本礼史・田中勝也]
1. はじめに
2. 地域制度の概観
3. 地域制度の現状に対する評価
4. 地域協力の原動力に関して
5. おわりに:今後の課題
第7章 アジア域内の教育ネットワークーー東南アジアにおける地域機関・政府・大学の活動[鴨川明子]
1. アジア域内の留学生移動に見る教育ネットワークの可能性
2. 制度を構築する3つのアクター:研究のフレームワークと研究対象
3. 東南アジアにおける地域機関の設立と発展:多国間の留学生移動を促進するために
4. 政府の国際戦略と大学の地域プログラム
5. アジア域内の教育ネットワーク構築と制度形成に向けて
第3部 アジアとヨーロッパの比較
第8章 インフォーマルな制度デザインーーASEANの経験と地域制度の比較[舒旻]
1. はじめに
2. 地域制度の性格
3. 地域制度のデザインと変遷の要因
4. おわりに
第9章 後発国・後発地域に対する協力制度[トラン・ヴァン・トウ,鈴井清巳]
1. はじめに
2. 分析枠組み
3. 東アジア共同体と協力制度
4. EUの経験:地域政策の展開
5. おわりに
第10章 歴史問題と地域協力ーー「ドイツ・モデル」と東アジア[松村史紀]
1. 2つの風景から
2. 比較のスケッチ
3. 「ドイツ・モデル」の解剖
4. 東アジアの中の歴史問題
5. 「ドイツ・モデル」を超えて?
索引
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