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出版社:勁草書房
出版日:2015年02月21日頃
ISBN10:4326402997
ISBN13:9784326402991
販売価格:5,170円
裁判員制度の運用開始から約5年。わが国近現代法制度上最大級の変革に対する日本人の意識のかたちは、これからの司法を考えるにあたって決定的に重要となる。一般の人々(制度導入前と導入後)及び弁護士(制度導入後)に対する調査を通して、同制度への評価・意識(の変遷)、刑事司法全般についての法意識を実証的に分析する。
第1章 研究の目的[松村良之・木下麻奈子・太田勝造]
第1部 裁判員制度に対する人々の評価
第2章 一般人から見た刑事司法──導入前と導入後の比較──[松村良之]
第3章 一般人が裁判員になる意図──導入前と導入後の比較──[太田勝造]
第4章 一般人から見た裁判員制度──導入前と導入後の比較──[木下麻奈子]
第2部 裁判員裁判の論点
第5章 責任主義と刑罰の目的[松村良之]
第6章 評議の在り方について[太田勝造]
第7章 鑑定と裁判員制度──人々はどう見ているか──[松村良之]
第8章 裁判員制度にふさわしい事件[松村良之]
第9章 守秘義務とメディアへの露出[太田勝造]
第3部 弁護士から見た刑事司法と裁判員制度
第10章 弁護士調査の意義と目的[松村良之・木下麻奈子・太田勝造]
第11章 弁護士から見た刑事司法と裁判員制度(1)──概観──[太田勝造]
第12章 弁護士から見た刑事司法と裁判員制度(2)──地域比較に着目して──[松村良之]
第13章 弁護士カルチャーと刑事裁判[木下麻奈子]
第4部 裁判員制度の過去から未来へ
第14章 陪審員室で何が起こっているか?──韓国における国民参与裁判のシャドウ・ジューリー評議を分析する──[李哉協 他(太田勝造 他監訳)]
第15章 刑事裁判への市民参加制度の各国の状況[佐伯昌彦]
第16章 コメント(1)「裁判員制度と刑事司法に対する人々の意識」について──研究の意義とその後の課題──[ダニエル・H・フット]
第17章 コメント(2)裁判員裁判の健全な定着化のために──データを読んで──[白取祐司]
第18章 結びにかえて[松村良之・木下麻奈子・太田勝造]
引用文献
付録
あとがき
事項索引
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