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競争入札は合理的か

著者:渡邉有希乃
出版社:勁草書房
出版日:2022年02月01日頃
ISBN10:4326303107
ISBN13:9784326303106
販売価格:4,620円
価格競争をすればいいわけではない。公共事業では品質も重要なのだ。行政の限界を見極め、入札を制限することの効果を明らかにする。 公共事業は税金でまかなわれる。なので価格を抑えるために競争入札が行われるが、日本の公共工事調達では入札での競争が制限されている。本書では、このような競争制限によって、行政が低価格・高品質の工事を得るための情報コストを削減し、行政運営上の合理性を高めているのか、理論と実態の両面から実証していく。 序章 日本の公共工事調達と「競争」 第1章 日本における公共調達制度改革とその背景  1 日本の公共調達──現行制度の概要  2 日本の公共工事調達制度の変遷──制度運用の基礎づけから調達制度改革まで  3 本書の問い 第2章 先行研究の検討──これまでの研究は何をどう論じてきたのか  1 土木建築部門のレントシーキングと競争制限  2 市民の全体利益と調達・入札制度の設計  3 制度をめぐる二つの意思決定過程と三種類の合理性  4 本書の視角──競争制限的制度の合理性に迫るために 第3章 公共工事調達を分析する枠組み  1 意思決定活動としての公共工事調達  2 意思決定の取引費用  3 分析枠組み──競争入札の万能性を問い直す 第4章 落札価格に対する上下限基準の設定──競争をめぐる「ダブルスタンダード」はどのように説明されるのか  1 本章の問い──落札価格の制限はなぜ必要なのか  2 本章の検討視座──「合理性の限界」への着目  3 理論的な検討──「満足化」による情報コスト削減  4 実証的な検討──実務担当者の認識を手がかりに  5 結論──限定合理的戦略としての一貫性 第5章 参入要件設定による応札数の抑制──顕在的競争性の低さは何を意味しているのか  1 本章の問い──行政はなぜ応札数を抑制するのか  2 本章の検討視座──調達の取引費用は「単なる事務コスト」なのか  3 理論的な検討──「問題の逐次的処理」による情報コスト削減  4 実証的な検討──再度入札と低入札価格調査に着目して  5 結論──応札数抑制による低価格・高品質の両立的追求 第6章 地方自治体における最低制限価格制の利用──ローアーリミット制はなぜ二種類あるのか  1 本章の問い──最低制限価格制は必要か  2 本章の検討視座──制度に内在する機能への着目  3 理論的な検討──低価格落札か調査負担の回避か  4 実証的な検討──自治体ごとの制度運用規定を手がかりに  5 結論──発注者の情報処理能力に応じた二制度の使い分け 終章 競争制限の「合理性」とは何なのか  1 実証分析のまとめ  2 本書の結論──競争の制限と低価格・高品質の両立的追求  3 示唆──競争制限をめぐる「三種類の合理性」  4 本書の限界と今後の課題 付録 「公共調達制度の運用・意義・業務量に関する調査」調査票および回答の集計結果 あとがき 参照文献リスト 索引
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