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出版社:勁草書房
出版日:2020年10月30日頃
ISBN10:4326248513
ISBN13:9784326248513
販売価格:3,300円
徳川家が築いた巨大都市、江戸から近代国家の首都、東京へ。こうした変化を滔々と超え我々の基盤となってきた精神文化の水脈を探る。
仏教、神道、儒教、キリスト教、イスラーム教などが、多様性と複雑性を保持しながら平和的に共存している湯島神田上野地区。この地域を中心に、人との繋がり方、集まり方、距離感、振る舞い方つまり共存の基盤となる精神文化が、どのような歴史の中で育まれてきたのかを探り、交流や接続が過剰な現代における新しい展望を示す。
はしがき(吉見俊哉)
序論(中島隆博)
1 社寺会堂の現在・過去・未来 --6施設へのインタビュー
1 神田神社(神田明神)
2 湯島聖堂
3 東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)
4 湯島天満宮(湯島天神)
5 アッサラーム・ファンデーション
6 東叡山 寛永寺
2 江戸東京の精神文化 --宗教性と変容
仏教の変容と日本の社会(末木文美士)
神道における宗教性と変容(伊藤聡)
ロシア正教と大地性(山内志朗)
日本の儒教(中島隆博)
座談会(中島隆博×末木文美士×伊藤聡×山内志朗)
3 鼎談 日本の新しい精神文化へ(中島隆博×押見匡純×吉見俊哉)
あとがき(佐藤麻貴)
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