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出版社:勁草書房
出版日:2015年12月01日頃
ISBN10:4326102500
ISBN13:9784326102501
販売価格:3,520円
公衆衛生活動や政策が固有に持つ倫理的・思想的諸問題を明示。グローバル化時代の国際的研究や医療問題を議論する際の枠組みとは。
新興感染症や生活習慣病リスクに対し公衆衛生的介入の必要性が現れてきた近年、従来の自己決定権重視型の生命・医療倫理学ではうまく議論できない状況が生じている。本書は英米圏の動向や日本の歴史を参考にしつつ、公衆衛生活動や政策が固有に持つ倫理的・思想的諸問題を明確に示し、新たな理論的枠組みを提示するものである。
はじめに(赤林 朗)
1 総論
第1章 公衆衛生倫理学とは何か(児玉 聡)
第2章 公衆衛生の歴史:欧米(額賀淑郎)
第3章 公衆衛生の歴史:日本(1)概論(井上悠輔)
第4章 公衆衛生の歴史:日本(2)主な関連法規(井上悠輔)
第5章 公衆衛生活動と法(前田正一)
2 政治哲学的基礎
第6章 公衆衛生政策の政治哲学的基礎(児玉 聡)
第7章 政治哲学の諸理論1(島内明文)
第8章 政治哲学の諸理論2(島内明文)
3 各論
第9章 感染症対策(林 芳紀)
第10章 疫学研究の倫理(松井健志・田代志門)
第11章 健康増進(井上まり子)
第12章 健康格差(児玉 聡・井上まり子)
第13章 災害時における公衆衛生倫理(赤林 朗)
おわりに(赤林 朗・児玉 聡)
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