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出版社:共立出版
出版日:2000年11月13日頃
ISBN10:4320094360
ISBN13:9784320094369
販売価格:4,180円
従来の認知科学においては、個人内での認知・思考・情報処理が主な研究の対象になっていたが、最近、そこに社会的な視点が導入され、複数の人間による認知や思考の重要性が認識されつつある。つまり、「認知や思考の社会性」が重視されつつある。本書では、この視点の重要性・妥当性や意義を、「人と人とのコラボレーション」を中心に、具体的な研究事例を中心に掲載した。雑誌「認知科学」Vol.3、No.4 で特集した「コラボレーション」を軸に書き下ろしを含めて構成した。
第一部 認知科学の問題としての協同:その定義とアプローチ
第二部 研究事例
1章 協同行為と相互作用
2章 共有される認知空間と相互作用による創発の出現可能性
3章 協同による科学学習における問題を中心に据えた探索
4章 親子の協同による科学学習の実際とその支援
5章 ダイナミックな意思決定におけるグループによる問題解決
6章 認知科学:その学際性について
7章 金融市場における意図せざる協調現象
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