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出版社:共立出版
出版日:2017年12月22日頃
ISBN10:4320044533
ISBN13:9784320044531
販売価格:4,400円
材料中での水素の振る舞いや材料特性に対する水素の影響・効果など,水素機能材料の解析について,その最先端を俯瞰できる。
本書では各種の計測・計算に基づく水素機能材料の解析技術について,以下の構成でまとめている。第1章「水素機能材料に求められる特性」では,水素機能材料を水素用構造材料・水素透過材料・水素貯蔵材料・燃料電池材料の4つに分類して,それぞれに求められる特性を述べる。第2章「水素機能材料の特性を引き出す解析」では,前章で4つに分類した材料ごとに,その基本的な特性を解析するための技術を解説する。第3章「多面的な水素の解析」では,水素機能材料のより高度な解析のための計測・計算技術について詳述する。
水素機能材料の解析は現在急速に進展している重要な研究・技術分野であり,その最先端を本書で俯瞰していただける。
第1章 水素機能材料に求められる特性
1.1 水素用構造材料 - 水素に長期間耐える -
1.2 水素透過材料 - 水素が自由に通り抜ける -
1.3 水素貯蔵材料 - 水素がたくさん貯まる -
1.4 燃料電池材料 - 水素でクリーンに発電する -
文 献
第2章 水素機能材料の特性を引き出す解析
2.1 水素用構造材料 - 高圧水素と液体水素にどの程度耐えうるか -
2.2 水素透過材料 - 水素はどのように通り抜けるか -
2.3 水素貯蔵材料 - 水素はどのように貯まるか -
2.4 燃料電池材料 - 水素は発電中にどうなっているか -
文 献
第3章 多面的な水素の解析 - 水素機能材料のさらなる高度化を目指して -
3.1 昇温脱離による解析 - 水素の存在状態を調べる -
3.2 電子顕微鏡による解析 - 水素を直接見る -
3.3 陽電子消滅による解析 - ナノ欠陥と水素との関係を調べる -
3.4 イオンビーム・電子ビームによる解析 - 表面での水素の出入りを調べる -
3.5 X線・中性子線による解析 - 水素の配置と結合性を調べる -
3.6 計算科学による解析 - 水素の特性を理解・予測する -
文 献
索 引
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